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「ミュージック・オブ・ハート」より

おはようございます。
2月になった途端、またまた元気良く雪が降り始めました。
毎日黙々と雪かきをしてくれる夫には本当に頭が下がります。
スポーツマンってストイックですよね。(何て言うと夫に怒られそうですが。)
今日は火曜日なのでこちらのブログの方に戻って来ました。

ところで、皆さま青年海外協力隊ってご存知ですか?(いきなり!?)
私は青年海外協力隊のOGでして、2003年から2005年までの2年間、南米エクアドルのロハという場所に赴任していました。

ロハでは現地のご家庭にホームステイをしていたのですが、最近私がfacebookを始めたこともあって、久々にこの時のご家族と連絡が取れたのです。
メッセージにPikininiカーの前で以前撮ってもらった家族写真を添付したのですが、この写真をステイ先のママがfacebookに公開して、それが私の方にも流れて来たので、びっくりしました。
facebookってすごいですね。
ひと昔前であれば、私が送った写真を家族みんなが集まった時に見せてわいわいなる所を、今やネット上でそれが行われるんですもんね。
まだまだアナログ人間の私はちょっとびっくりでした。

ところで、私はエクアドルではバイオリン教師として赴任し、
5歳から18歳までの音楽学校の子どもたちにバイオリンの指導を行っていたのですが、実は協力隊を受けるものすごく大きなきっかけになった映画があるんです。
いえ、この映画を観て私は「やらなきゃ!行かなきゃ!」と行動に移った訳なので、きっかけというよりも、「私の人生を変えた映画」ですね。

ご存知の方も多いと思うのですが、
メリル・ストリープ主演の「ミュージック・オブ・ハート」です。



私はこの映画を観たとき雷に打たれたようと言うか、心臓を打ち抜かれたと言うか・・・
そのくらいで無ければそれまでの東京での生活と職を捨てて、いきなり協力隊で海外生活なんて出来なかったなぁと思うのですが、とにかくものすごい衝撃を受けました。
私には理屈では無く、心の感じたままに勢いで行動してしまうというか、ちょっとそういうところがあります。

それは置いておいて、任地のエクアドル・ロハではこの物語のように大きな障害も特に無く、先ほどお話した温かいご家族に囲まれてとても平穏な2年間を過ごさせてもらった方だとは思いますが、習慣の異なる海外生活ですから、色々あることはありましたが、この話も今は置いておいて。。。

この物語は二人の息子を抱えるお母さん(メリル・ストリープ)が夫の浮気が原因で独り身になるところから始まるのですが、最初は自暴自棄だった母が、スラム街の子どもたちにバイオリンの指導を行い子どもたちの荒んだ心を音楽のチカラで変えて行きつつも自分の生き方を見つけ、周りの友人たちも巻き込んで最後には大ホールで演奏会を行い大成功するという内容(実話)なのですが、一番最後に、私のとっても好きなセリフがあります。

お母さん(メリル・ストリープ)が自分のママに、
「ママ、色々ありがとう。」と感謝を述べるシーンがあるのですが、
その後のママのセリフがいいんです。
「別れた夫に感謝しなさい。あの人が出て行かなければこうはなっていなかったわ。」と。(こんな感じだったと思います。)
このセリフを聞いたとき私はぐっと来ました。

そうなんですよね。
世の中そう上手く行くことばかりでは無いですよね。
失敗することだってたくさんあると思うのです。
そんな時ものすごく落ち込んだり、もうだめだと思います。
でもその時に起きた最悪の事実をどう変えて行くかは、その後の自分次第なんですよね。
だから、もし何かに失敗して落ち込むようなことがあったとしても、
「あの時の失敗があったから今がある。」
「あの時失敗して良かった。」
と思えるように未来を、自分を変えて行けばいいんですよね。

この度独立を試みて夫とチャレンジしている訳でありますが、もちろん上手く行くことばかりでは無いです。
でも一度ダメでもそこから立ち上がる強さだけは持ち続けたいなぁと思う今日この頃でした。
という訳で、これは何より自分自身への、そしてこのブログを読んでくださっていう皆さまへのメッセージでもありました。

ついつい話が色んなところに脱線してまた長くなってしまいました。
今日もブログを読んで頂きありがとうございました。
また明日も開いて頂けると、いつもながら嬉しく思います。(^^)/☆彡






by pikininimusic | 2016-02-02 13:53 | Comments(0)  

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