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色々お知らせ!

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おはようございます!
昨日はね、あれから晴れ間が広がって日中はかなり暖かくなったんだけれど、
今日はやっぱりどんよりしています。笑。


来週水曜日は、久々に有島記念館で演奏します!
ここで出ますよ、アディオス・ノニーノ。


でも何せ3人での練習回数、時間が少なくて、大好きな曲なのでこれからもっともっと極めて行きたいところなのだけれど。。。
でも今は、このように演奏する機会に恵まれるということ自体がありがたいと考えるしか無い。


あとね、Pikininiコンサートでも演奏しましたが、
ベートーベンの「春」の1楽章を再演します。


今日はちょっと春についてウンチクを。。。


この曲はね、譜読みは決して難しく無いんです。


いや、これはバイオリンよりもピアノの方が難しい。
だから、ひろこ先生のような方と演奏するにはぴったりの曲なんですけれど、

コンサート1週間前まで、どうしても自分の中で腑に落ちないというか、
全然自分でも納得出来る演奏が出来ていなかったんです。


この違和感は何だろう?とずっと考えていて。。。

で、自分は「春」というタイトルに拘っていたことに気付いたんです。


最近は歌ものを演奏する機会が多くて。
歌って歌詞があって、作曲者の想いがあって、
それをいかにバイオリンで表現出来るかということが大切なので、
まずは想いや心を大切に弾いていた部分が多かったんです。


で、多分その癖で、
この「春」に関しても、
春らしく。とか、明るく。とか、晴れ晴れと。演奏しなきゃと思っていて。。。


でも譜面に忠実に弾こうとすると、どうしてもそのイメージと合致しないんです。


で、ちょっと調べてみたら、

「ベートーヴェンは自分の楽曲に、サブタイトルをつけるのを好みませんでした。
このバイオリンソナタ「春」も然り。
音楽は音楽でしか表現できないことのために作るわけであって、言葉は余計だ...と、このような考え方だったようです。」


つまり、春というのは後付けな訳で。

それですごく腑に落ちたんです。


だって、この曲、練習すればするほど、

本当にベートーベンは春のイメージで、「春」として書いたのか?

とずっと感じていたから。


でも今やこの曲は誰が聴いても「春」だし、春といえばこの曲。


つまりだよ。


演奏者はあくまでベートーベンのソナタとして譜面に忠実に演奏すれば良い訳で、

あとはそれを聴いた人が「勝手に」春を感じてくれるのだと。。。

こっちから春を伝えたい。とか、多分そんなことは考えなくて良いということ。


そういう風に気付いて、自分の気持ちを整理したら、気持ちが少し楽になりました。



さらにこうありました。


「注意したいのが、ピアノは伴奏ではないというところです。
音色のこともあってバイオリンが主役と思われがちですが、
二つの楽器は基本的に対等です。
むしろ、歴史的にみれば、バイオリンの方が脇役で、
モーツァルトの若いころはバイオリンの助奏附ピアノ・ソナタと云う体裁だったようです。」


と書いてあって、これもすごーく納得したんです。


この曲はピアノの旋律がとても華やかで美しくて、2人が譜面に忠実に演奏すると、
バイオリンが食われてしまう節がある。


でもね、

あ、それでいいんだ。と。

バイオリンは脇役くらいの気持ちで良いんだと。


そう思った瞬間、やっとこの曲の本質が掴めた気がしたんです。


ま、偉大なるベートーベンを理解して表現するにはまだまだ時間が足りないのですが、この曲も自分の勉強だと思って演奏したいと思います。


そんな感じなのですが、お時間のある方はぜひ聴いてみてくださいね!(*^^*)





✳︎これをお手本にするとかそう言う訳では無いけれど、
バイオリンの神さま イツァーク・パールマンの演奏は、
色々聴いてみた中でもやっぱり好きな演奏のひとつ。
しかもピアノは私でも知っているアシュケナージ。


そして同時に、Pikininiの方もいよいよ忙しい夏シーズンが始まります。
皮切りは土曜日のニセコの自転車レース〝ファンライド〟と、日曜日の学園祭。
昨年に続いて恵庭に行って来ます!

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さらに7月20日からはヒラフでのホテル演奏もスタートします。
今年の夏は、max一日3時間に挑戦!

木ニセコさん
https://www.kiniseko.com/ja/events

スカイニセコさん
https://www.skyeniseko.com/ja/events

いずれも独奏でBGM要素が強いですが、どこかで皆さまにお会い出来ると嬉しいです。(^_-)



我が家のお姉ちゃんも色々とすごく頑張っている。

次女も頑張っている。

2人とも、我が子ながらほんと、偉いなぁと思う。感心する。

でも、頑張れるその根本はきっと、楽しいからだ。


「楽しいから頑張るのでは無い。頑張るから楽しいのだ。」



ん?どっちが先だ?笑。



分からないけれど、楽しいと頑張るは常に相互に作用するのが理想かな。
もちろんそこには時に、「つらい」も混じってくるけれど。。。


お母さんにも、色んな人にも本当にお世話になっている。


みんなに感謝しながら、私もやるべきことを頑張りたいと思う。



そんな訳で、皆さまも楽しい毎日をお過ごしくださいね。(*^^*)





by pikininimusic | 2019-07-04 09:26 | Comments(0)  

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